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2017年01月11日

南三陸を訪ねて②

おはようございます!

今朝は昨日の続きを!
語り部ツアーの後は、
「ホテル観洋」で女将さんの
お話を拝聴する機会に恵まれました。

このホテルは高台に建ち、海を見渡せ、
景色に恵まれ、温泉も素晴らしいホテルです。
ウミネコがすぐ近くまで飛んできます。
南三陸の海
実は、昨日話した300人以上の人々が助かった
「高野会館」もこのホテル観洋さんが
営業されていたのです。

ですから、お聴きした震災当日のホテル内での対応も
日頃の訓練が生きた素晴らしいものでした。
宿泊客の安全への配慮はもちろん、
地域住民の受け入れ、後には緊急復旧のために
現地入りした人員の受け入れなど、
「公的機関」とも思える機能を果たしています。

女将さん曰く、
「震災によって、
 宿泊業の公的使命がわかった」そうです。
あれだけの困難の中で、自らの役割を見つけ、
最大の学びであるとおっしゃっていました。

そして、私が悶々としていた点を
さらっと解きほぐしてくれました。
「震災の影響は甚大で、問題はたくさんあります。
 原発の問題もあります。でもそれはそれ。
 南三陸には南三陸の問題があります。」

なるほど!と思いました。

私は被災地のことを原発の問題などを切り離さずに、
一つの漠然とした「不安」として捉えていたのです。
自ら問題に正対しないことで、大切なことを
混乱したまま放置していたと深く反省しました。

「南三陸は復興を目指し、
 人が集まる場所であり続ける。
 だから、私たちは笑顔で皆さんを
 待っているんですよ!」と仰っていただきました。

女将さんは、そのために様々な行動をされています。
例えば震災直後から、館内に図書館を設置されました。
子供達の学びの場を奪ってはいけないと。
未来の南三陸を担うのは子供達。
その子たちが、この場所を離れなくても学べるようにと。

さらに、そろばん塾も開き、一昨年には
そこから全国大会で入賞した生徒さんが
出た!と大変に嬉しそうに話されていました!
「南三陸が人の集まる場所であるために」
笑顔で未来を迎え入れようとされているのです。

繰り返すようですが、
本当に私が勇気付けられることばかりでした。

今回の研修から、まず私が担える小さな役割は
「南三陸のみなさんが私たちを待っている!」という
ことを伝えることです。
早速、私も家族に話して行く計画を立てています。

素晴らしい風景が待っています!
海なし県に住む私たちには、最高のプレゼント。
キラキラ丼
そして海の幸!これは「南三陸キラキラ丼」
とっても美味しかった!

なにより、南三陸のみなさんが、
「未来を描くために」私たちが訪ねて行くことを
待ってくれています。その思いを共有できれば嬉しい!

それでは、私たちも笑顔で今日を始めましょう!

Posted by てっしー先生 at 11:56│Comments(0)
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