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2012年12月07日

モノ作りの精神

昨日は必然の結果を導くための話をしましたが、
今日は「作るモノ」に対しても必然性を見いだす事が
とても大切なことだという事をお伝えします。

今、取り組んでいる卒業研究だけでなく、
社会に出た後もみなさんは
様々なモノを作ってゆくと思います。

その時に、
どれだけその「モノを作る」事に
必然性があるかを意識するのです。

カンタンに言えば、
その「もの」が出来る事によって
どんな風に必要とされるのか、
誰が喜ぶのかイメージをとことん求めるのです。
当然、ハードルは上がるのですが、
「良い」モノ作りを考えるなら当然ですよね。
モノ作りの基本となります。

そして、イメージすればするほど、
それが「自分の手で作るべきもの」かも
はっきりして来るのです。

例として、私が編集とパッケージを
担当させていただいた
我武者羅應援團さんと比田井先生の
DVDソフト
制作の話をします。
モノ作りの精神
まず、このお話を伺った際に、
喜んでくれる人をイメージしました。
すると、ウエジョビの三つの約束や
我武者羅應援團のみなさんが伝えるメッセージに
共感してくださる方々の笑顔がすぐに浮かんできましたし、
これは、この世に出すべきだ!と直感しましたので、
「私でよければ制作させてください!」と
答えさせていただきました。

この判断には、私が出来る出来ないという
技量等は全く問題になりません。

作るための「必然性」があるのですから。

実際に、私は今までも映像の編集はしてきましたが、
DVDをプレス製造に出した経験はありません。
分からない事だらけでした。(笑)
みなさんの卒研と一緒ですね。

DVDに必須のコピーガードの掛け方も分からなかったし、
マスターを書き込むDLTテープの存在も初めて知りました。
しかも、DLTのシステムはもう手に入りにくいと聞いて、
あわてて他の方法を探して、プラントダイレクトという
フォーマットを学びました。
こうやって聞いていても、チンプンカンプンでしょ!(笑)

でもね!
この程度の事ってインターネットで調べれば、
すぐに分かるんだよ!

努力というほどでもないんだ。
すでに誰かが懸命に編み出した方法を
利用させてもらっているだけなんだもの。

大切なのは、
生み出す必然性がある
この「モノ」は自分が完成させなければ、
この世に出ることがないということなんだ!

だから、必然性を見いだした場所で、
希望され、求められる事に実直に
「応える努力」の方が遥かに重要
です。
必要とされた機能や方法があれば、全部試してみるのです。

そのためには、絶対にあきらめないこと
そうすれば必ず、求められる形に仕上げる事が出来ます。

みんなの卒研の制作にも、
こんなモノづくりの精神が宿ると嬉しいなと思っています。

それでは、今日も張り切ってゆきましょう!

Posted by てっしー先生 at 18:11│Comments(0)
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