読者登録
メールアドレスを入力して登録する事で、このブログの新着エントリーをメールでお届けいたします。解除は→こちら
現在の読者数 18人
QRコード
QRCODE
アクセスカウンタ
topページへ

2025年01月20日

前提を取り払う

おはようございます!
卒業研究では各チームで工夫を凝らして
様々なシステム開発に取り組んでいますが、
先週あたりから実際に外部の方にモニターをお願いして、
ご意見をいただき、研究への反映も始まりました。

そんな中、先日、あるチームが
ご協力いただいたモニターの方から
「こういうシステムはいらない!」と
はっきり言われてしまいました。
前提を取り払う

チームのメンバーもショックかと思います……。
でもこれ!とても良い工程だと思います。

このチームは実際の麻雀で、
PCゲームの様に点計算が自動でできる
なかなか画期的なシステムを開発しています。

面倒な「点計算」という過程を自動化する事で
役に立つという「前提」をもとに開発を始めたのですね。
ところが、これをモニターとしてお願いした
地域の麻雀クラブの方々にお見せしたら、
「いらない!」となったわけです。

この理由が実に興味深いですし、勉強になります。

その理由とは……。
麻雀クラブの皆さんにとって「面倒な点計算」も
「コミュニケーションをとる大切な過程」だったのです。

実際に卓を囲んでいらっしゃる様子を拝見させていただくと
点計算の際に、みなさんで麻雀牌を確認して数え、
教えあったり、こうすればもっといい!など
会話が弾むポイントになっているのです。

つまり、私たちが設定した「前提」が誤っていたのです。
これ重要ですね!
「前提」が覆されたことは感情的には嫌な事ではあります。
でもよく考えれば、
「この前提は間違っていた」という証明にもなるのです。

そう!この方向は間違っているけれど、
逆の方向なら正しい可能性はある!と
教えてもらったのです。これは、大きいよね!

やはり、実際に人と会って、関わる事で
見えてくることはたくさんあります。

そしてね!「前提」を考えたこと自体は悪くないと思うんだな。
そうでなければ、スタートできなかった。
次への動きもやはり「前提」を考えて進み出します。

だから「前提」が取り払われ、変化し続けることを恐れずに、
どんどんと可能性を見出して進んで行ければ良いのではないかな。
みんなの卒業研究を心から応援しています!

Posted by てっしー先生 at 15:29│Comments(0)
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。