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2019年10月07日

妖精を育てる

おはようございます!

先週、タイムカードの名前欄に
ハートマークをつけている人がいました……。
当たり前のことですが、
「タイムカードは神聖なものですから、
 落書きはしてないけない。」と話しました。
(*ウエジョビでは学生も登下校時タイムカードを打刻します。)

ただ、「神聖?」と不思議に思ったかもしれません。

なぜ「タイムカードを神聖なもの」とまで言ったのか
今朝は、私の考えを話しますね!

まず、私たちは人との関わりを基本「1:1」で持ちます。
面と向かって話すわけです。
相手を思いやって試行錯誤しながら会話をしますよね。
コミュニケーションです。

そこから、距離が離れたり、
「1:多」になったりすると壁が生じます。
壁
出来るだけ壁のない状態で話したいので、
距離を詰めたり、出来るだけ少人数で
話したいと思うのはそういう訳なんですね。

来週、ウエジョビ講演会がありますが、
今まで遠くにいた方々の話を間近で聞けることに
価値があるのもそうした訳があるからです。
より、親密なコミュニケーションが期待できるんだね。

では壁があったら諦めるのでしょうか。
大丈夫です。
人類は素晴らしい知恵を持っていて
その壁を越える方法があるんです!
例えば「本」。

先日、私は宮沢賢治の朗読会に参加して
とても素敵な時間を過ごしました。
ご存知の通り、すでに宮沢賢治という
作家は亡くなっています。

でも、その朗読の場には確かに
宮沢賢治の心を感じることができたのです。
「やまなし」のクラムボンってなんだろう?と
想像しながら宮沢賢治の心に触れたのです。

そう!私たちは「本」に代表される
何か記した「もの」で、壁を超えて
誰かに思いを託すことができるのです。

ほら!こんな風に!
妖精からの手紙

妖精です!(笑)
神聖でしょ!みなさんの身代わりとなって
壁の向こうにいる誰かに伝えてくれるのです。

もう少し具体的に話しましょう。

例えば、このクラスの誰かが2年間皆勤したとしましょう。
私が卒業式に向けて「皆勤賞」の申請をします。
すると、校長先生はタイムカードで日頃のみなさんを
確認することができるのです。

「おぉ!確かに毎日、綺麗に打刻されていますね」と。
タイムカードがみなさんの日頃の行いを
身代わりとなって伝えてくれるのです。

その時にタイムカードに落書きがしてあったら……。
想像に難くないですよね!
タイムカードは神聖なものなのです。

私たちは壁の向こうに身代わりとして
「妖精」を送り込むことができるのです。
これから、みなさんはその妖精を育ててゆかなければなりません。

そのひとつが「履歴書」。
これも、社会に出るために
みなさんの「身代わり」として大活躍してくれます。
思いを託すことができるように準備をしましょう。

そのためにね!
今日の1時間目はペン字講座の準備をします。
今、「タイムカードが神聖であること」を知った
みなさんは「履歴書の神聖さ」も知ったはずです。

このタイミングで物を「丁寧に書く」ことで
思いを託す準備をして行ければとても良さそうじゃないかな?

それでは、今週も張り切ってゆきましょう!



Posted by てっしー先生 at 12:25│Comments(0)
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