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2016年09月06日

遺物の先に

おはようございます!
昨日は航空自衛隊の体験搭乗の話をしましたが、
ちょっと続きを。

訪れた入間基地は、太平洋戦争の頃は陸軍航空士官学校でした。
敗戦とともにアメリカ軍が接収、「ジョンソン基地」となり、
その後、自衛隊の発足があり、今の入間基地となったそうです。

士官学校時代の建物は老朽化により閉館したのですが、
「航空歴史資料館 修武台記念館」として平成24年に
リニューアルされ、今回はその資料館も見学できました。

航空の歴史を見ると、あるところから戦争の歴史に
ぴったりと寄り添うように技術の発展があることが
展示から知ることができ、貴重な展示品とともに
大変に勉強になりました。

館内は撮影禁止なので、写真はないのですが、
私が最もじっくり見学したのはこちらです。
桜花
特攻兵器「桜花」
本などで知ってはいましたが、初めて現物を見ました。
日本ではここだけの特別展示だそうです。

「桜花」は自立して通常飛行するようにはできていません。
大型飛行機の下に連結され、目標まで運ばれ、切り離されます。
その際に推進用の噴射がわずかにできるだけで、
あとは目標を破壊するために操縦するのです。
機体の前面にある大きな部分が全て爆薬だったそうです。

なんという兵器なんでしょう。
痛ましい思いがあふれます。
実際にこれで飛んだ人が何人もいたのです。


毎年、入学式特別講演で佐藤芳直先生が
話してくださる内容を思い出しました。
「特攻が良いとか悪いとかいう話ではありません。
 私たちが考えなければならないのは、
 覚悟を持って、命をかけて、
 次の世代にこの国を残そうとした人々がいたということです。」


私たちがその願いに思いを馳せるとき
その時代の空気で物事を読み取ることが必要だと思います。
そのためには、こうした遺物を実際に
見ることが大きな助けになると今回強く感じました。

「修武台記念館」は通常公開はされていないそうなので、
「桜花」を見る機会は少ないですが、
私たちの地元にも多くの遺物があります。
戦没画学生慰霊美術館「無言館」「松代大本営地下壕」など、
みなさんにも足を運んでもらえたらと思います。

そして、私、決めました。
佐藤芳直先生のお話に出てくる、
鹿児島県の「知覧特攻平和会館」へ、
来年の春に休暇をとって行ってきます!

先人たちが込めた思いを、
今一度しっかりと受け止めて、頑張りたい!

それでは、今日も張り切って行きましょう!

Posted by てっしー先生 at 11:18│Comments(0)
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