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2012年05月30日

「原点」のお話。


今日はお隣のインテリア住環境コースの

ショートホームルームにお邪魔しました。



おはようございます!

今日は佐藤可士和さんとユニクロというお話です。



みなさん、ご存知の通り、ユニクロ復活には

可士和さんのデザインのチカラが大きく働いています。

実際にお会いできた時に、

お聴きして大変印象に残っている事をお伝えしますね。



可士和さんがユニクロからデザインに関してお話をもらったとき、

世間ではユニクロが大ヒット、誰もがユニクロを身にまとい

同じ服を着た人がいる「ユニかぶり」なんていう現象まで起きていました。



そのためか、当時のユニクロのロゴ

目立たないようにとの配慮なのか、

暗い小豆色へいつの間にか変更になっていたのだそうです。

(本当に「いつの間にか」そうなっていたのだそうです…)



そして、可士和さんがデザインの本質として

切り込んだのかこの点だったのです。



「原点」である

「赤いユニクロのロゴ」に戻すという事から始めたんです。

可士和さんとユニクロ.jpg

それも、これから出る商品だけでなく、

全店舗のあらゆるロゴを修正したのだそうです。

もちろん、これ以外にも数えきれない仕事を重ねる訳ですが、

私はこの「原点」に戻して、ユニクロの本質を

デザインで問うという姿勢に本当に感動しましたし、

そのチカラは、今みなさんが知るユニクロを見ればわかりますよね!



みなさんの学んでいる建築も、見た目だけならば、

容易にかえられる所もあるのかもしれませんが、

本質を変える事は出来ません。



先輩方の卒研を見ても、

熱い思いがそのコンセプトからあふれ出しています。

「原点」が見えますよね。



「原点」がしっかりとあれば、

その後の構造やレイアウトは自然発生してくるのではないでしょうか。

先輩の作品を見ているといつもそう思います。



今年もみなさんの研究作品を楽しみにしています!

それでは、今日もはりきってゆこう!

 


 



Posted by てっしー先生 at 21:15│Comments(0)
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