意味ある沈黙

てっしー先生

2018年10月16日 12:15

おはようございます!

ここ最近は改めて学校の3つの約束
「あいさつ・そうじ・素直」について
話すことが多いですが、それだけこの後、
卒業してから、みなさんに気にかけてほしいことだからです。

この約束は一番最初にこの学校で
学んだことです。つまり「初心」ですね。

人はどうしてもこの「初心」を忘れやすいものです。
だからこそ、繰り返し話をしているんです。

「いやいや!自分は大丈夫!」と言う人も
例えば授業開始時の呼名はどうですか?

入学当初は緊張もあり
クラス全員の名前が呼ばれるまで
静かに待機していたと思います。

それが、最近の呼名では
自分の名前が呼ばれる時以外は
隣の人と話したり、パソコン教室では
キーボードやマウスに触ったり……。
初心は失われてしまっています。

確かに、この時間
無駄に感じるかもしれない。
自分の名前を呼ばれる時以外は
特に何もない時間なのですから。

でもね!これを「意味ある沈黙」に
することはできると思います。

かけっこを思い出してみましょう。

「いちについて、よーい!」
このタイミングで、隣の子に
話しかける人はいないよね。
「静かにしてくれ!」と怒られると思います。

これから始まるレースに向けて
意識を高め、起こりうる状況の変化を
読み取ろうと静寂を求めているんだよね。

そう!「意味のある沈黙」ってあるんだ。

これを授業開始時の呼名にも
当てはめてみてはどうだろう。

「おっ!今日も全員揃っているな」
「あれ?あの子、喉の調子が悪いのかな?」
「前回の続きだから、ノートはこれでいいな!」
こんな風にまわりへの気遣いや、
自分自身の課題確認など、
「整える時間」としてこの「沈黙」を活かすのです。
無駄な時間じゃない。

「意味ある沈黙」で
整えた時間を準備して、今日も張り切ってゆこう!