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2019年10月16日

「当たり前」が奇跡

おはようございます!

私たちの地元長野県が、これほどに台風で
傷つくとは想像していませんでした。
避難していた人もいますが、
こうして、クラスで集まれることに感謝です。
みんな無事で本当に良かったです!

この台風で上田の地を走り
千曲川を渡る別所線の鉄道橋が落ちてしまいました。

ニュースで見た映像に、
私は泣いてしまいました……。
とても辛くて、
大人なんですが、我慢できずに涙しました。

私はこの上田の地を分ける千曲川の
向こう側に生まれ育ちました。
学校があるこちら側が「お町」です。
別所線

幼いころ、母に連れて行ってもらって
独鈷山を背景に田園風景を走り抜ける別所線を
見るのが大好きでした。いつも手を振っては、
「お町にいってらっしゃーい!」と見送ったものです。
とても誇らしい気持ちになったし、
なんだか嬉しかったなー。

でも、ある時、母がいつものように別所線を
見に連れて行ってくれたのですが、
脱線事故が発生していたのです。
踏切に誤って車が侵入してしまったようでした。

その時、私は大泣きしました。
なんだか悲しくて……。
誇らしい、いつもの電車が、
横に倒れている姿に耐えられなくなったんだ。

うまく言葉で説明できなかったのですが、
家に帰っても布団をかぶって
泣きじゃくっていました。

あの時と同じです。
大人になっても私は
やはり泣いてしまいました。
川に落ちてしまった鉄橋を見ながら。

ただ、今はこの気持ちを説明できます。

今朝はそのことをみなさんに伝えますので、
一緒に考えてもらえれば嬉しいです。

幼い時に感じたことも、
今、鉄道橋が落ちて感じているのも
「当たり前」は簡単に消えてしまうということです。

そして、
その「当たり前」は本当に奇跡だということです。

多くの人が多くの時間をかけて、
築き上げたその輝きの中に私たちは
いさせてもらっているという事実です。

昨日、帰り道に鉄道橋の方を見ると
煌々と明かりを灯し続けながら、
復旧作業にあたる方々の姿が見えました。

すごいなーと。
今度は胸熱くなる涙がこぼれました。

今朝は、集まってもらって、あえて
いつも通りの「朝読書」でスタートしました。

いいかい。これはとても大切なことです。
こうした「いつも通り」が「奇跡」なんだ。

この「当たり前」の時間が「奇跡」であることに
気づければ、きっと今回の災害も
乗り越えられると思うのです。

私が今一番大切に思うことを
お伝えしました。
熱心に聞いてくれてありがとう。

それでは、いつも通りのこの1日が「奇跡」です。
張り切ってゆきましょう。

Posted by てっしー先生 at 17:30│Comments(0)
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